Quantcast
Channel: 趣味の写真帳
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4170

北のキューロク/昭和49年夏(6)

$
0
0
 上興部から一の橋側へ2Kmほど行った所に、小高い丘から名寄本線を俯瞰出来るポイントがあって、1972年にもここで撮影しています。

 先ずは一の橋から天北峠を下ってくる1693レを流し撮り、罐は39634でした。
 このネガも露出が悪くて、低コントラストの酷い写真ですが...

 この罐もパイピングがゴチャゴチャしていて面白いですね。
 デフの前端の切り欠きが垂直ではなく、やや前傾しているのも初めて気が付きました。
 それに、機関助手氏は麦わら帽子を被っているような感じですね。


 そして本命の96重連、1692レです。
 先ずはモノクロ望遠で、


 近づいてきた所をカラーで、


 追いかけながらもう一枚...


 更に35mmに持ち替えて...

 
 これらのフィルムをスキャンしてつらつら眺めていて、色々なことに気が付きました。
 上興部に駐機していたのは79642だったので、それが前付けで先頭で来たものとずっと思い込んでいました。
 ところが、今回再スキャンしてみて、前補機はライトが一灯、ゼブラも目立っていますので79642ではありません。
 さて何号機だろう?...と、この頃の96の写真を片っ端から見比べて、どうやら69620であることが分かりました。
 本務機の方が79642のようです。
 と言うことは、上興部まで1692レを牽いて来た69620を一旦切り離して給水でもしたのでしょうかね。 


 目の前を通り過ぎてから何分経っただろうか...
 時折足並みの乱れる2台のキューロクのブラストが遠くなったり近くなったり、いつまでも天北峠に木霊していた。

 遙か遠方に立ちのぼる2条の煙。
 冷凍車の白が混じっていたので、辛うじて列車の存在が分かります。

 

 名寄本線 上興部〜一の橋 1974年8月1日撮影



にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ




Viewing all articles
Browse latest Browse all 4170

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>