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Channel: 趣味の写真帳
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40年前の2月の北海道(1)

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 40年前の1975年は、2月7日夜に東京を出発して12日まで北海道へ最後の冬の蒸気機関車撮影に行っていました。
 その時の写真の大半は既にHPやブログに載せましたが、ブログに載せていない写真が若干残っていますので、今日からそれらを掲載です。

 2月7日(金)の夜、上野からゆうづる2号に乗車、青函連絡船3便~おおぞら2号と乗り継いで旭川からは521レに乗車、遠軽に着いたのは8日の夜7時過ぎでした。
 当時の日記に何も書いていないので、521レは多分DD51牽引だったのでしょうね。

 2月8日(土)は遠軽泊。
 以下当時の日記から...
  2月9日(日)、危うく551Dに乗り遅れるところだった。目が覚めたのは6時だった。
  遠軽駅に急ぐと、待合所にはすでに急行「大雪5号」で4時過ぎに着いたファンと遠軽に泊まったファンが大勢551Dを待っている。
  6時12分に遠軽を出た551Dは6時33分に生田原に到着、漸く日が登ってくる。今日は天気が良さそうだ。

 ところがどっこい、ダイヤは乱れていて行動予定が狂い、最初の獲物1591レは生田原の駅で発車を撮る羽目に...
 手前の電線がちょっと邪魔ですが...雪を蹴散らして発車するD51346です。

 遠方には木材チップを満載したトキが留置され、その向こうに山積みされた丸太も見えています。
 昔は木材などの積み込みを生田原でも行っていたのでしょう。

 石北本線 生田原 1975年2月9日(日)撮影

40年前の2月の北海道(2)

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 今月末に朋友O氏に北海道へ連れて行って貰う予定ですが、2月の渡道は何と40年ぶりになります。
 40年前は登山靴にスパッツ、登山が趣味の叔父さんから借用した和かんじき、という装備で渡道しましたが、結局和かんじきは使いませんでした。
 その登山靴を押し入れの奥から引っ張り出してきて、月末の渡道で使おうかと思ったら、何と小さくて指先が痛くなります。
 40年前は未だ成長途中だったのですね。(爆)

 当時使っていた登山靴は革製、ヴィブラムソールで結構高かったと思いましたが、真冬の常紋ではつま先が冷たくて我慢の限界を通り越していました。
 WEBで調べていると、雪山用の登山靴ならつま先が冷えることは無いようですが、交換レンズが1本買えそうな値段だったので、諦めてソレルの耐寒ブーツにしました。

 閑話休題

 16時過ぎの常紋信号所、背後の山の落葉松が朱く染まる頃、金華側から1592レがD51444に牽かれて上ってきましたが、谷間は既に日陰です。
 日が陰ると急激に気温が下がりマイナス10度位にはなったでしょうか、蒸機が真っ白になりました。つま先が痛くなるわけです。


 常紋信号所で一休みの後出発する1592レ。


 石北本線 常紋信号所 1975年2月10日(月)撮影

40年前の2月の北海道(3)

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 2月9日~10日と常紋信号所近辺で撮影、10日は美幌に泊まって11日は石北本線のC58を撮影。

 この日最後に撮影したのは網走湖畔を走る574レで、C58119の牽引でした。
 木立の向こうには雪原になった網走湖が見えています。


 40年経って写真を見返してみて...我ながら下手な写真だなぁ。
 今ならもう少し網走湖が良く見える場所を選んで、もう少しマシな撮り方をするでしょう。

 石北本線 網走~呼人 1975年2月11日(火)撮影

40年前の2月の北海道(4)

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 網走湖畔でC58119の牽く574レを撮影したあとは湧網線へ...
 湧網線は蒸機牽引列車の本数が少なく、撮影効率が悪かったのでいつも寄り道程度の撮影でした。
 写真は二見ヶ岡~網走間、網走川橋梁付近で撮影した1991レ、69620の牽引です。(元はネガカラーですが、変色しているのでモノクロにしました)

 列車は中央の山の向こう側から山裾を網走湖に沿って周り,この鉄橋までやって来るので、遠方からずっと見えていました。


 レムとワフ、たった2輌の可愛い編成は9600に似合っています。


 湧網線は既に廃線となっていますが、グーグルマップで航空写真を見ると、この鉄橋らしきものが写っています。
 線路の跡も見えているので、現在は道路として使われているのかも知れません。

 湧網線 二見ヶ岡~網走 1975年2月11日(火)撮影

40年前の2月の北海道(終)

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 湧網線の96を撮影したあと、網走駅近くの銭湯で一っ風呂浴び、駅前のレストランで夕食をとって、その晩の大雪5号で岩見沢へ...
 2月12日は室蘭本線でC57やD51を撮影しています。

 この遠征で最後に撮影した列車が夕張線の5797レ、D51333の牽引でした。
 常紋信号所ではD51444、ここ追分ではD51333と、2輌のぞろ目D51に出会いました。

 空のセキですが、編成が長大なので引き出しも迫力満点です。

 (この写真も元はネガカラーですが、変色が激しいためモノクロにしています)

 後追いはモノクロフィルムでの撮影。
 良く見ると煙突にはお皿形のクルクルパーが付いていますね。


 室蘭本線 追分(~東追分) 1975年2月12日(水)撮影

 今月末には、40年前の敵を討ち(撮り)に北海道へ行くわけですが、さて、どんな写真が撮れるでしょうか...

一年前の今日

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 一年前の今日は関東地方に大雪が降り、写真を撮る分には面白かったのですが、交通機関は乱れ、農作物への被害は甚大で大変な日でした。

 この日に撮影した写真は昨年、「大雪のSt.Valentine’s day」と題して記事にしましたが、夜のヒガハスで撮影した本番ショットを、訳あって未だご紹介していませんでした。

 既に某カメラ雑誌でご覧になった方がいらっしゃるかも知れませんが...
 夜のヒガハスを下る北斗星(1レ、EF510-515牽引)で、某カメラ雑誌に掲載された写真から2コマあとの写真をアップします。


 雪が降っていると街灯りで空が明るくなり、その明るさが雪原でも反射するのでしょうか、上越線で闇鉄しているよりもずっと露出が稼げます。(ISO3200、1/30秒F2)

 2014年2月14日(金)撮影

オレンジ色の時

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 珍しく5時半に目が覚めてしまい、お天気も良かったのでちょこっと朝の散歩へ...
 ダイヤ通りならば来る筈の列車が来なかったりしましたが、こいつは定時で上って来ました。
 上手い具合にEF66-100の代走で、シルエットには最適でした。

 8072レ、EF66112の牽引。台車の隙間から太陽抜きです。 


 2015年2月11日(水)撮影

オレンジ色の時(2)

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 シルエットにしたい罐、次点の桃太郎(165号機)です。

 昨日の写真と同じスジ(8074レ)ですが、本来の(新鶴見の)桃太郎がやって来ました。
 新鶴見の桃太郎ということは、シングルアームパンタの罐しか来ないので、ちょっと残念です。
 66-0に比べると、モニター窓が透けて見えないですね。 


 昨日の写真と比べて、日の出が少し早くなったためなのか、あるいは空気中の塵や水蒸気の違いなのか...オレンジ色の具合が大分異なっています。

 2015年2月14日(土)撮影

高島貨物線に寄り道

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 13日は金曜日でしたが、仏教徒なのでそんな事には関係なく、横浜までCP+を見学に行って来ました。
 昨年は都合が付かず行けなかったので2年ぶりのCP+です。

 で、いつものように横浜駅からパシフィコ横浜まで歩いて行きますが、途中、高島貨物線をオーバークロスする歩道橋で貨物列車を撮影です。
 
 到着して直ぐにやって来た1153レはEF210-144の牽引。 


 それから20分ほど待って撮影した8760レ、EH200-5の牽引。


 この後CP+会場をあちこち1時間半ほど見学しましたが、会場で我が写真の師である高校同級のM氏にバッタリ...
 ご夫妻で見学されていて、何十年かぶりで奥様にもお目にかかれました。

 帰りも横浜駅まで歩いて、途中でもう一度貨物列車撮影...と思いましたが、空模様がかなり怪しかったので止めにしました。

 たった2本だけしか撮影していないので良くは判りませんが、以前はEF64、EF65、EF66、EF200などが撮影できたのに、今はもうEF210とEH200しか来ないのでしょうか...

 2015年2月13日(金)撮影

配給列車

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 ちょうど1週間前、水曜日ですから配給列車の走る日でした。
 所用を片付けていつものようにヒガハスへ...
 休日だったので大勢の人出かと思いましたが、それ程でもなかったですね。

 3週間前(1/28)には残照を受けて走る同列車を撮影していますが、2週間前(2/4)はお天気がイマイチだったので出撃せずでした。
 そして先週、ちょっと遅いかと思いましたが、何とか光ってくれました。
 牽引はEF651102でした。


 2015年2月11日(水)撮影

 今日はお天気が悪いのでダメですね。

デカパンPF二題

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 フィルム時代には、貨物更新色のPFが来ると「何だ!白罐か...」とシャッターを押さなかったこともありましたが、今はEF65PF自体が貴重品になってしまいました。
 中でも、大きなパンタグラフ(所謂デカパン:PS17)を装備したEF65PFは、もう3輌(2036、2037、2040号機)しか動いていないんですね。
  
 2月14日には、そのうちの2輌に出会えました。

 先ずは8179レを牽く2036号機。


 そして4094レを牽く2037号機は流し撮りの練習台。

 このアングル、この画角でズーム流しをバチッと決めたいのですが...至難の業です。

 2015年2月14日(土)撮影

ロクロクゼロ二題

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 14日は午前中にEF66-0も2輌撮影出来ました。(1日撮影していれば4輌撮影出来たようですが...)

 昨日掲載した8179レの後にやって来た3085レ、EF6632の牽引。
 手持ちでズームしながら撮っていたので尻切れ寸前になってしまいましたが... 


 こちらは大幅遅れの4086レでEF6630の牽引。
 普段はヒガハスを5時少し前に上って行く列車ですから、日の出の早い時期しか撮れません。


 ちょっとシャッタータイミングが遅い(線路脇の手摺りが被っている)写真ですが、追いかけてもう一枚。


 2015年2月14日(土)撮影

流し撮りの練習と本番

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 この日は北斗星が2時間以上遅れていたので、待っている間にやって来る貨物列車など10数本の列車で流し撮りの練習を行いました。
 同じような流し撮り写真が続きますが、練習ショットを数枚。

 3056レを牽くEH500-60。


 追いかけてもう一枚。


 こちらはEF210-8の牽く3078レです。
 一つ前のスパンでは全て空振りで、追いかけた方で何とか1枚。


 で、本命の北斗星です。
 狙った位置では何とか止まりましたが、追いかけた方は看板がピタリと止まらず、没。


 なかなか上手く行きません。

 2015年2月14日(土)撮影

カシオペア(2/15)

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 15日は3時起きでカシオペアのシルエットを狙いに行きましたが...

 天気予報では、彼の地は晴れ時々曇りだったのですが、東北道を下って行くと途中から雪が降り出して...
 でも、東の空には三日月も見えていたので何とかなるかと目的地まで行きましたが...
 太陽が昇ってくる方向には厚い雲が有って、おまけに雪も降っているし...

 と言うことで、シルエットは諦めて普通に撮りました。

 カシオペアはほぼ定時でやって来ました。512号機の牽引。
 道床もうっすらと白くなって、機関車の連結器付近や足回りにも着雪が有り、狙いとは全く違う絵ですが...まぁこれも良しとしましょう。


 追いかけて罐アップでもう一枚。


 2015年2月15日(日)撮影


 今日から北海道へ遠征しますので、コメントへのご返事が遅くなると思います。
 記事は予約でアップですので、暫くはどうぞ読み飛ばして下さい。m(__)m

北斗星(2/15)

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 この日は仙台の鉄友Nさんからメールを頂き、北斗星の遅れは20分ほどと判ったので、そのままカシオペアと同じ場所で撮影しましたが...

 雪は小降りになり、東の空にある厚い雲から太陽が出て来て後方が明るくなって来ました。(手前は木立の影です)
 場所を変えるべきだったか...


 北斗星は後追いも撮りましたが、ちょっとビームや架線が煩くて失敗ショットですね。


 2015年2月15日(日)撮影

おまけの金太郎

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 カシオペアと北斗星を撮影したあと、折角ここまで遠征したのだから金太郎も撮って帰ろう...と待っていましたが、1本しか来ませんでした。
 長居をすれば沢山撮れたのですが、早く帰りたい都合もあったので...

 何度も撮影している跨線橋ですが、雪原(と言うほど積もっては居ませんが)で撮ったのは初めてでした。
 6093レを牽く金太郎10号機です。


 2015年2月15日(日)撮影

金太郎をもう少し

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 綾瀬川橋梁を渡る94レ、この日の牽引は76号機でした。
 風が有り、水鳥が居て、おまけに時々鯉がジャンプしていましたので、水面は常に波立っていて、綺麗な水鏡にはなりませんでした。


 ズームしながら追いかけてもう一枚。


 菜の花の季節はもう少し先ですが...
 昨年はあまり沢山咲かなかった綾瀬川河畔の菜の花、今年は沢山咲いてくれることを期待して待ちます。

 2015年2月16日(月)撮影

MUE-Train

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 ミュートレイン(MUE-Train) はMUltipurpose Experimental Trainの略で、多目的試験車、ということですね。
 詳細はJR東日本のHPをご覧下さい。

 この車輌、時々東北本線でも走行する姿を見かけます。

 この日は夕方からEF8195の牽く訓練運転を撮りに出かけたのですが、訓練運転が通過したあとも大勢のファンが残っていたので、何か来るのかと調べて見たらミュートレインが来るとのことで、時間的に丁度良かったのでギラリを狙って見ました。

 車体が銀色なので良く光り、後追いズーム流しの結果もまぁまぁでした。


 2015年2月16日(月)撮影

噴火湾岸を上るトワイライト

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 2月22日(日)~25日(水)は朋友O氏に同行させて頂き、道南で寝台特急(カシオペア、北斗星、トワイライト)を計13本と、貨物列車や特急列車などを撮影して来ました。
 先にも書きましたが冬の北海道訪問は40年ぶり、道南は実に44年ぶりの訪問となります。
 今回は道南を熟知したO氏の案内で、非常に効率的に撮影が出来ました。改めて御礼申し上げます。

 四日間で2000枚以上シャッターを切り、データ量は50GB近くにもなりました。
 手持ちのメモリーでは足りなくなって0氏からCFを借用する始末...(^^ゞ
 そんな中からめぼしいものをボチボチと(ダラダラとかな?)アップして行きたいと思います。

 ファーストショットは22日の夕方、函館空港から長万部のホテルへ向かう途中で迎え撃った特急北斗12号(5012D)ですが、これは露払い。

 17時26分の通過ですが、雨が降っているため結構暗かったです。
 この気動車は183系と言うんですね。
 電車の183系は何度も撮影していますが、気動車の183系は初めてなので、二重の意味でファーストショットでした。

 そして、続行で上ってくるトワイライトエクスプレス(8002レ)が本命でした。
 僅か13分ほどの違いですが、この時間帯の13分は露出が大きく異なり、もう闇鉄ですね。


 もう一枚、カーブに差し掛かったところを...

 機番が読めませんが、貨物チャンネルによるとDD511138とDD511083の重連とのことです。

 函館本線 野田生-落部 2015年2月22日(日)撮影

 この区間、44年前にはD52の牽く貨物列車が走っていましたが、残念ながら訪問していません。

長万部界隈(1)

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 落部でトワイライトを撮影後、長万部まで車を走らせてホテルにチェックイン。

 長万部に初めて降り立ったのは1971年8月30日のことでした。
 当時は長万部機関区が健在で、周辺には国鉄の官舎(と思われる建物)が建ち並び、蒸気機関車の煙も絶えず、函館本線の要衝として活気のある駅でしたが、いまは随分寂れてしまったようです。

 今回宿泊したホテルは長万部駅の北方、函館本線と室蘭本線が分岐する辺りの西側で、昔ラウンドハウスが建っていた所の直ぐ近くでした。
 函館本線の線形には見覚えがありますが、町並みは全く覚えていません。でも、何となく懐かしい感じがするのは不思議です。

 郷愁に浸っている間もなく、荷物を置いて上り北斗星の撮影に出かけました。
 北斗星(2レ)の長万部発車は19時57分、ここでもみぞれ交じりの冷たい雨が降る中での撮影でした。

 これも機番が読めませんが、DD511102とDD511148の重連です。
 道床が白くなっていて、更に雪が降っていればまた違った写真になったのでしょうが、お天気は如何ともしがたく...

 函館本線 長万部~中ノ沢 2015年2月22日(日)撮影

 
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