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Channel: 趣味の写真帳
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重連の魅力/D51三重連

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 昔のフィルムをデジタル化していて、デジタル複写になったことと、(自己評価ですが)最近はレタッチのスキルも向上しているので、フラットヘッドスキャナーでデジタル化し始めた頃(2002~5年頃)に比べれば格段に画質が良くなっています。
 ただ、カラーフィルム(特にネガカラー)の場合は、デジタル化し始めた頃は当然退色の度合いが少なく、今よりも綺麗な色が再現されていました。

 フラットヘッドスキャナーを導入する前には、一部のカラーフィルムは1998年頃からフォトCDなどに焼いていたので、これらも今よりは綺麗に色が出ていますが、複写に比べると画素数が少なく(約2000×3000)、解像感も劣ります。
 退色したカラーフィルムをデジタル複写し、同じコマがフォトCDに焼いてあるか、あるいは初期にスキャンしてあれば、その色と比べながら色調性するのですが、なかなか思うように行きません。当時は今のような機材が無かったので仕方有りませんが、15年~20年の歳月が取り返せないのは無念でもあります。
 その点モノクロフィルムは、スキャンしていた時よりもずっと綺麗になるのでやり甲斐があります。

 今日の写真は、故中村由信プロの引率で行われた蒸気機関車撮影ツアーの中から、室蘭本線のD51三重連です。二泊三日のツアーに会社の同僚と二人で参加、道内はバスで移動、室蘭本線と宗谷本線を撮影して廻りました。
 高校時代に野球部の先輩から「スキーなんかに行くんじゃねぇ、骨折したら野球出来なくなっちゃうぞ!」と言われ、もともと寒いのが大の苦手だったこともあり、未だにスキーの経験は無し...雪の北海道に行ったのもこの時が初めてでした。
 初日に三脚を雪の中に挿していたら脚の1本が折れてしまい、中村プロから三脚をお借りして撮影したのも良い思い出です。当時のアマチュアはスリックの三脚が多かったと思いますが、中村プロからお借りしたのはジッツォで、流石にプロは良い道具を使っているなぁ、と...(笑)

 でも、流石にこの三重連の時は中村プロが三脚を使うと言うことでお返ししました。
 自分は会社の同僚の三脚に付けたプレートに間借りしてこの写真を撮影。
 こんな撮り方ですから機番が読めませんが、真ん中のD51はギースルイジェクター付きの煙突です。三輌のD51が吐き出す煙が風に舞って画面一杯に拡がり、素晴らしいシーンでした。

 
 室蘭本線 志文~栗沢
 5290レ、D51三重連(機番不明)
 1974年3月22日撮影、原板は6×6判ネガ

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