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Channel: 趣味の写真帳
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フォトCDとの比較

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 何かが気になりだすと、自分で出来る範囲で、自分の眼で確かめてみないと気が済まないたちで...
 2000年頃まで使っていたコダックあるいは富士フイルムのフォトCDについても、フラットヘッドスキャナーでスキャンした画像と比較してみました。

 フォトCDの詳細についてはWikipediaでもご覧頂くとして...

 フォトCDは35mmフィルム一コマが最大3,072×2,048画素(629万画素)で読み出せます。
 マウント入りの35mmポジ(フィルムはRDP)から起こしたフォトCDで、スキャン画像と比較するに良さそうな写真を選んできました。
 実際の画像サイズは仕様よりも少し小さく2,934×1,932画素ですが、これを1,280×853にリサイズしています。

 荷1036レ、EF58116、1985年1月15日撮影

 同じコマをフラットヘッドスキャナーで3,200dpiでスキャンしてフォトCDと同じ大きさに縮小した写真がこちらです。 


 色調の違いは別として、コントラストや解像感は微妙にフォトCDの方が良さそうですが、こうして2枚を見比べてやっと分かる程度です。
 コントラストや色調は後から多少調整出来るので、どちらも1枚だけ見ていたら、こんなものだと思ってしまうでしょう。自分の認識もそうでした。

 ところが、リサイズ前の画像を比べて見ると...

 機関車の部分を拡大して比較です。こちらがフォトCD。 


 こちらがスキャンしてフォトCDと画素数を合わせた写真。


 手前には梯子があり、前パンをポールに引っかけて、おまけにタンカートレインが裏被りという、何ともなぁ...という写真ですが、写っている機関車のナンバーやタキの文字の大きさが、比較するのに丁度良いサイズでした。
 サイドのナンバープレートやタキの文字を比較して下さい。明らかにフォトCDの方が良いですね。
 やはり業務用のスキャナー(フィルムスキャナー?)の方が家庭用のフラットヘッドスキャナーよりも性能が良いという、当たり前の結論でした。
 
 フォトCDへの書き込みサービスは現在は行われていないようですが、富士フイルムではフイルムスキャンサービスを行っています。
 35mmフィルムまたは120サイズの69判までを一コマ300万画素もしくは1,000万画素で書き込んでくれるようです。
  300万画素=2,121×1,414
  1,000万画素=3,873×2,582
 
 35mmフィルムを1,000万画素でデジタル化するとフォトCDよりも高画素となりますね。
 1,000万画素にするためには、計算上2,733dpiでスキャンする必要がありますが、スキャナーには中途半端な数字です。

 ただ、フォトCDやフィルムスキャンサービスには画像周辺が若干欠けるという欠点があります。画面の隅まで必要な写真はやはり自分でスキャンする必要があります。



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