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Channel: 趣味の写真帳
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C62重連103レ長万部発車

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 フィルムカメラの時代は、35mmなら36枚撮り、ブローニーなら220フィルムで6×6判24枚撮りが最多でした。
 (35mmで長尺フィルムを装填出来る特殊なカメラはありましたが、素人が使うようなものではなく...)

 ブローニーフィルムは裏紙にスタートマークが付いていて、これを合わせないと大変な事になり、120なら12枚、220なら24枚きっかりしか撮れませんでした。
 ところが、35mmフィルムの場合はフィルムを装填する時に、空巻きを少なめにすると36枚撮りフィルムでも38枚位撮れました。
 ただ、下手をすると最初のコマに光線引きが出たり、最後のコマが半分しか写っていなかったりと、失敗も多かったので、最初のコマと最後のコマはここ一番と言うときは避けていました。

 今日の写真はそんな失敗作の一コマで、36枚撮りのコダクロームですが37コマ目です。
 フィルムの端をパトローネの芯に接着しているテープの痕なのか、あるいは自動現像機に入れる際に他のフィルムと連結された痕なのか、この最後のコマは右端に欠陥(現像ムラ)がありました。
 その欠陥を切り捨ててトリミング、変色した空の色を修正して何とか見られるようになりました。これも本邦初公開です。(笑)


 ついでに、前から撮ったヘボ写真もスキャンしてトリミング、これも初公開です。
 空の部分にはやはりカビが生えていましたが、何とか誤魔化して...


 こちらは再スキャンして再掲載です。
 原板は大分傷んでいて、小さな点ですが乳剤の浮き?が多発、これらを自動レタッチブラシで一つ一つ消しています。
 未だデジタル処理で何とか修正出来る範囲ですが、いずれはそれも出来なくなりそうで...


 当時はフィルムカウンターの数字と睨めっこしながら撮っていたと思いますが、巻き上げたらもう一枚撮れそうだったので慌てて後追いを撮ったのかも知れません。
 後追い写真を撮ったこと自体をすっかり忘れていました。

 現在のデジタルカメラは、残りのコマ数をほぼ気にせず撮れるので良いですね。希にカードフルという事もありますが...(笑)

 函館本線 長万部~二股
 103レ、C622+C6215
 1971年8月30日撮影

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