久しぶりに音楽雑記のカテゴリーに投稿です。
高校時代にクラシック音楽通の友人から「是非これを聴け!」と言われたのがこのレコードで、ブラームスの交響曲第4番との初めての出逢いでした。
ところがこのレコード、会員にならないと手に入らない。あちこちの中古レコード屋を巡って、やっと見つけたシューリヒト/バイエルン放送響の第4番、コンサートホールソサエティ盤です。
随分寂寥とした曲だなぁ、と言うのが第一印象でしたが、聴き込むとだんだんその良さが判ってきて、遂には好きな交響曲第一位(当時)に。中でも一番好きな部分は第二楽章の第二主題です。チェロが奏でるメロディ-は実に美しい!
ちなみに現在の第一位は勿論ブルックナーの第5番ですが、僅差ですね。(笑)こちらは終楽章の第二主題が一番好きです。
昔は良く聴いていましたが、最近は時々しか聴いていないNHKFMの「ベストオブクラシック」、3月17日は「オーケストラ注目の公演(5)エルプフィルのブラームス(2)」と題して、ブラームスの交響曲第3番と第4番などが放送されました。
エルプフィルは正確には北ドイツ放送(NDR)エルプフィルハーモニー管弦楽団と言いますが、初めて聴く名前だなぁと思ったら、昔の北ドイツ放送交響楽団の名前が変わっただけでした。
その昔にNHKFMをエアチェックしたテープには、ヴァントが指揮した北ドイツ放送交響楽団の演奏でブラームス、ブルックナー、シューベルトの交響曲などが幾つか残っています。
ドイツには他に南西ドイツ放送交響楽団(南ドイツ交響楽団とも呼ばれていた?)もあり、これは現在のシュツッツガルト放送交響楽団ですね。こちらもチェリビダッケやベームが指揮したベートーベン、ブラームス、ブルックナー、シューベルトの交響曲などが何曲か残っています。
話が脱線しました。
当夜エルプフィルを指揮したのはトーマス・ヘンゲルブロックという指揮者でした。不勉強で、この人の名前を聞くのも演奏を聴くのも初めてでしたが...
前日(3/16)の読売新聞夕刊のサウンズボックスというコラムで、ヘンゲルブロックとNDRエルプフィルの組み合わせによるブラームスの交響曲第3番/第4番のCDが紹介されていました。
それによると、第4番の交響曲はブラームスが破棄した冒頭の4小節を復活させた演奏であるとのこと。これは聴いてみない訳には行かない、東京に出たついでにでもこのCDを買ってこよう...と思っていたら、翌日、本当にタイミング良くこの放送があったと言う訳です。
で、聴いてみました。
同じ組み合わせですから、思った通り冒頭の4小節を復活させた演奏でした。(NHKのアナウンサーは、この件については何も解説しないんですね)
初めて聴いたその冒頭の4小節、フォルテの総奏で開始される和音はベートーヴェンの第1番の交響曲(の冒頭)が脳裏を過ぎりましたが、直ぐに第一主題が始まります。
非常に短い導入部(序奏)と言えますが、もう少ししっかりした導入部なら未だしも、こんなに短い導入では無い方が良いとブラームス自身も思ったのでしょう。沢山の(導入部の無い)演奏を聴いて刷り込まれた自分の耳にも、やはり無い方が良かったです。
後から調べて見たら、同じ指揮者とオーケストラによる演奏がYoutubeにアップされていました。
第一楽章の85小節でクラリネット?が微妙に音を外していますので、この日に放送された演奏とは違うようですが、興味のある方は聴いてみて下さい。
Brahms - Symphony n°4, Op. 98, Thomas Hengelbrock, NDR Elbphilharmonie Orchester
余談ですが、Youtubeを見ていると第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンは左右に分かれていて、基本的には対向配置ですが、コントラバスが指揮者の正面、管楽器群の奥に居ます。会場はハンブルグのライスハレですが、ホールの広さの関係でこんな配置になったのでしょうかね。また、第一ヴァイオリンの隣がヴィオラですから、一般的な対抗配置とはヴィオラとチェロが逆です。
FM放送を聴いている時には、コントラバスのピッチカートが左右両方から聞こえてくるのでオーケストラの配置が良く判らなかったのですが、Youtubeを見て納得しました。便利な世の中になりました。
これまで、随分沢山の指揮者とオーケストラでブラームスの第4番を聴いてきました。
エアチェックした演奏を調べて見たら、30近くありました。
ブルックナーの第5番は演奏の細かな違いで好き嫌いが出ますが、この曲は細部には拘らず、どんなテンポ、どんな演奏でも受け入れられますから不思議なものです。
普段は機関車に拘っている佐倉ですが、景色の良いところに行けば車輌は何でも良い...と言うのと、ちょっと似ていますかね。
高校時代にクラシック音楽通の友人から「是非これを聴け!」と言われたのがこのレコードで、ブラームスの交響曲第4番との初めての出逢いでした。
ところがこのレコード、会員にならないと手に入らない。あちこちの中古レコード屋を巡って、やっと見つけたシューリヒト/バイエルン放送響の第4番、コンサートホールソサエティ盤です。
随分寂寥とした曲だなぁ、と言うのが第一印象でしたが、聴き込むとだんだんその良さが判ってきて、遂には好きな交響曲第一位(当時)に。中でも一番好きな部分は第二楽章の第二主題です。チェロが奏でるメロディ-は実に美しい!
ちなみに現在の第一位は勿論ブルックナーの第5番ですが、僅差ですね。(笑)こちらは終楽章の第二主題が一番好きです。
昔は良く聴いていましたが、最近は時々しか聴いていないNHKFMの「ベストオブクラシック」、3月17日は「オーケストラ注目の公演(5)エルプフィルのブラームス(2)」と題して、ブラームスの交響曲第3番と第4番などが放送されました。
エルプフィルは正確には北ドイツ放送(NDR)エルプフィルハーモニー管弦楽団と言いますが、初めて聴く名前だなぁと思ったら、昔の北ドイツ放送交響楽団の名前が変わっただけでした。
その昔にNHKFMをエアチェックしたテープには、ヴァントが指揮した北ドイツ放送交響楽団の演奏でブラームス、ブルックナー、シューベルトの交響曲などが幾つか残っています。
ドイツには他に南西ドイツ放送交響楽団(南ドイツ交響楽団とも呼ばれていた?)もあり、これは現在のシュツッツガルト放送交響楽団ですね。こちらもチェリビダッケやベームが指揮したベートーベン、ブラームス、ブルックナー、シューベルトの交響曲などが何曲か残っています。
話が脱線しました。
当夜エルプフィルを指揮したのはトーマス・ヘンゲルブロックという指揮者でした。不勉強で、この人の名前を聞くのも演奏を聴くのも初めてでしたが...
前日(3/16)の読売新聞夕刊のサウンズボックスというコラムで、ヘンゲルブロックとNDRエルプフィルの組み合わせによるブラームスの交響曲第3番/第4番のCDが紹介されていました。
それによると、第4番の交響曲はブラームスが破棄した冒頭の4小節を復活させた演奏であるとのこと。これは聴いてみない訳には行かない、東京に出たついでにでもこのCDを買ってこよう...と思っていたら、翌日、本当にタイミング良くこの放送があったと言う訳です。
で、聴いてみました。
同じ組み合わせですから、思った通り冒頭の4小節を復活させた演奏でした。(NHKのアナウンサーは、この件については何も解説しないんですね)
初めて聴いたその冒頭の4小節、フォルテの総奏で開始される和音はベートーヴェンの第1番の交響曲(の冒頭)が脳裏を過ぎりましたが、直ぐに第一主題が始まります。
非常に短い導入部(序奏)と言えますが、もう少ししっかりした導入部なら未だしも、こんなに短い導入では無い方が良いとブラームス自身も思ったのでしょう。沢山の(導入部の無い)演奏を聴いて刷り込まれた自分の耳にも、やはり無い方が良かったです。
後から調べて見たら、同じ指揮者とオーケストラによる演奏がYoutubeにアップされていました。
第一楽章の85小節でクラリネット?が微妙に音を外していますので、この日に放送された演奏とは違うようですが、興味のある方は聴いてみて下さい。
Brahms - Symphony n°4, Op. 98, Thomas Hengelbrock, NDR Elbphilharmonie Orchester
余談ですが、Youtubeを見ていると第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンは左右に分かれていて、基本的には対向配置ですが、コントラバスが指揮者の正面、管楽器群の奥に居ます。会場はハンブルグのライスハレですが、ホールの広さの関係でこんな配置になったのでしょうかね。また、第一ヴァイオリンの隣がヴィオラですから、一般的な対抗配置とはヴィオラとチェロが逆です。
FM放送を聴いている時には、コントラバスのピッチカートが左右両方から聞こえてくるのでオーケストラの配置が良く判らなかったのですが、Youtubeを見て納得しました。便利な世の中になりました。
これまで、随分沢山の指揮者とオーケストラでブラームスの第4番を聴いてきました。
エアチェックした演奏を調べて見たら、30近くありました。
ブルックナーの第5番は演奏の細かな違いで好き嫌いが出ますが、この曲は細部には拘らず、どんなテンポ、どんな演奏でも受け入れられますから不思議なものです。
普段は機関車に拘っている佐倉ですが、景色の良いところに行けば車輌は何でも良い...と言うのと、ちょっと似ていますかね。