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リニア・鉄道館

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 ダラダラと中部~関西旅行の記事を書いているうちに7月になってしまいましたが、これが最後で、名古屋のリニア・鉄道館です。
 こちらは開館して既に5年が経過し、平日は空いていてゆっくりと見られました。

 ここでも一番逢いたかったのはC62の17号機、狭軌での蒸気機関車の最高速度記録(129Km/h)保持者です。
 兄弟だったC6215とC6216は軸重軽減されて北海道へ渡り、急行ニセコを牽きましたが、この17号機は最後まで東海道~山陽本線で活躍しました。(と書いても、現役時代を知っている訳では有りませんが)

 リニア・鉄道館では入館して直ぐのシンボル展示ゾーンに、新幹線試験電車(300X)、超伝導リニアMLX01-1と並べて展示されていますが、結構暗い部屋で写真を撮るには苦労します。

 D5を導入してからはマニュアルモードでシャッタースピードと絞りを決め、ISOオートで撮影することが多いのですが、この時もそうしていました。
 絞りをF6.3にして(5.6以上に絞らないとちょっと甘いレンズなので)、シャッターは1/30秒程度で良いか...とファインダー内の露出インジケータを見ながら軽い気持で撮って、後からデータを見てビックリ。ISO25600でした。(°0°)
 等倍で見ると流石に暗部にカラーノイズがありますが、この程度の大きさでは全く分かりません。

 C6217のキャブ内、これもISO25600。
 ISOオートの上限を25600にしていたので、この写真はちょっと露出アンダーかも知れません。
 でも、色もキチンと出てノイズもほとんど目立ちません。恐るべしD5... 


 真ん中が300X、右端が超伝導リニアです。


 こちらは車輌展示ゾーンの在来線エリア。
 振り子式の381系、流電モハ52、EF58157、C57139などが展示されています。

 車輌展示ゾーンのもう半分は新幹線エリアで0系、100系、300系、700系などが展示されていますが、写真は省略。
 
 御召し列車を牽いたこともあるC57139、これも見たかった機関車でした。

 ランボードの手摺りが普通のC57と大きく違う点です。
 大宮の鉄道博物館に保存されている135号機も北海道タイプ(切り詰めデフ、密閉キャブなど)で随分特徴的ですが、この139号機も異色の罐ですね。

 139号機は分類上は2次型のトップナンバーですが、1次型と形態的にはほとんど同じに見えます。
 また、朱の色差しがしていないためか、ロッドや連結棒が135号機よりも少し細く見えます。 


 C57139のキャブ


 ジオラマは名古屋駅を中心に、東京から関西までがモデル化されていて、小さな人形を小まめに見ていくと...
 宇宙人が居たり、恐竜が居たり、童話の主人公(一寸法師とか花咲爺さんとか桃太郎とか...)が居たりして、探す楽しみがあります。
 でも、蒸気機関車や貨物列車が走らないのがちょっと物足りませんね。


 最後は国鉄バス第1号車です。現存する最古のバスとか... 


 リニア・鉄道館のHP

 2016年6月10日(金)撮影

 これで、大手鉄道博物館(大宮、京都、名古屋)を全部見たことになりましたが、やはり展示車輌の数から見ても、京都の鉄道博物館が頭一つ抜けていますね。
 地元大宮の鉄道博物館は、京都に比べるとテーマパーク的要素が強いと感じます。
 大宮は今後改装予定があるようですが、未だ沢山の収蔵資料があると思いますので、原点の交通博物館に立ち返って、更に博物館として充実して貰いたいものです。

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