奈良~京都の古寺巡礼の旅も最後の日になりました。
この日も早起きして、朝一番で宇治の平等院へ...開門30分程前に着いて、またまた車内でサンドイッチと珈琲の朝食でした。(;^ー^A
平等院は前回(6年前)にも訪問していますが、今回は修理されて綺麗になった鳳凰堂を見に行きました。
黒っぽかった鳳凰堂が丹色に塗り直され、創建当時に近い?姿を取り戻しました。
早朝で風も無く綺麗な水鏡になりましたが、柵より前に出られませんので建物全部が映りません。
ポスターなどで真正面から全体が綺麗な水鏡になった写真を見ますが、同じように撮ろうとすると脚立が必要ですね。
バリアングル液晶の付いたデジカメで、背の高い人が両手を差し上げて撮れば撮れるかも。(笑)
ただし、レンズは24mmより広くないと全部が入りません。
ご本尊の阿弥陀如来座像。
屋根の上の鳳凰も金色になりましたが、これは復元模型で、本物は平等院ミュージアム鳳翔館に保管されています。
このアングルならば鳳凰堂全体を綺麗に水鏡にすることが出来ました。
鐘楼付近の楓も綺麗に紅葉していました。
9時半からは鳳凰堂内部の拝観が始まり、阿弥陀如来や雲中供養菩薩(52躯あります)を間近で拝観して来ました。
人が亡くなると極楽浄土へ行けるか地獄へ落ちるかは現世での行いで決まるようですが...
極楽浄土にも受け入れ先が、最上級の上品上生から最下級の下品下生まで9段階あります。浄瑠璃寺(九体寺)の九体の阿弥陀如来はこの9段階に対応している訳ですね。
鳳凰堂の内部(扉の内側や壁)には、この9段階の来迎図が書かれていますが、現在は傷みが激しくてあまり良く見えません。
比較的良く見えている部分をCGで復元した絵が鳳翔館に展示されていましたが、人の臨終に際して阿弥陀如来が25菩薩を従えてお迎えに来ると言われる様子が見事に再現されていました。
...と思って、菩薩の数を勘定してみると...どう数えても25躯はないですね??
CGで再現されていたのは下品上生図や中品中生図ですが、9段階でそれぞれ従えてくる菩薩の数が違うのでしょうかね???
雲中供養菩薩はそれぞれ色々な楽器を持っています。
全部で18種類あるそうですが、琴や琵琶、笙や鼓などの見知った楽器から、どんな音がするのか想像もつかないような楽器までありました。
人の臨終に際して最後まで働いている感覚は聴覚とのことで、これは母親が亡くなる時に自身でも明確に認識しました。
そういうことで、雲中供養菩薩は楽器を奏でながらお迎えに来る訳ですね。
さて、自分は地獄には落ちないとは思うのですが、9段階のどの辺りかなぁ...(爆)
宇治 平等院鳳凰堂 2014年11月21日(金)撮影
この記事にて奈良・京都の古寺巡礼の旅は終了ですが、この旅行には余韻がありましたので、もう少し古寺巡礼の記事が続きます。
この日も早起きして、朝一番で宇治の平等院へ...開門30分程前に着いて、またまた車内でサンドイッチと珈琲の朝食でした。(;^ー^A
平等院は前回(6年前)にも訪問していますが、今回は修理されて綺麗になった鳳凰堂を見に行きました。
黒っぽかった鳳凰堂が丹色に塗り直され、創建当時に近い?姿を取り戻しました。
早朝で風も無く綺麗な水鏡になりましたが、柵より前に出られませんので建物全部が映りません。
ポスターなどで真正面から全体が綺麗な水鏡になった写真を見ますが、同じように撮ろうとすると脚立が必要ですね。
バリアングル液晶の付いたデジカメで、背の高い人が両手を差し上げて撮れば撮れるかも。(笑)
ただし、レンズは24mmより広くないと全部が入りません。
ご本尊の阿弥陀如来座像。
屋根の上の鳳凰も金色になりましたが、これは復元模型で、本物は平等院ミュージアム鳳翔館に保管されています。
このアングルならば鳳凰堂全体を綺麗に水鏡にすることが出来ました。
鐘楼付近の楓も綺麗に紅葉していました。
9時半からは鳳凰堂内部の拝観が始まり、阿弥陀如来や雲中供養菩薩(52躯あります)を間近で拝観して来ました。
人が亡くなると極楽浄土へ行けるか地獄へ落ちるかは現世での行いで決まるようですが...
極楽浄土にも受け入れ先が、最上級の上品上生から最下級の下品下生まで9段階あります。浄瑠璃寺(九体寺)の九体の阿弥陀如来はこの9段階に対応している訳ですね。
鳳凰堂の内部(扉の内側や壁)には、この9段階の来迎図が書かれていますが、現在は傷みが激しくてあまり良く見えません。
比較的良く見えている部分をCGで復元した絵が鳳翔館に展示されていましたが、人の臨終に際して阿弥陀如来が25菩薩を従えてお迎えに来ると言われる様子が見事に再現されていました。
...と思って、菩薩の数を勘定してみると...どう数えても25躯はないですね??
CGで再現されていたのは下品上生図や中品中生図ですが、9段階でそれぞれ従えてくる菩薩の数が違うのでしょうかね???
雲中供養菩薩はそれぞれ色々な楽器を持っています。
全部で18種類あるそうですが、琴や琵琶、笙や鼓などの見知った楽器から、どんな音がするのか想像もつかないような楽器までありました。
人の臨終に際して最後まで働いている感覚は聴覚とのことで、これは母親が亡くなる時に自身でも明確に認識しました。
そういうことで、雲中供養菩薩は楽器を奏でながらお迎えに来る訳ですね。
さて、自分は地獄には落ちないとは思うのですが、9段階のどの辺りかなぁ...(爆)
宇治 平等院鳳凰堂 2014年11月21日(金)撮影
この記事にて奈良・京都の古寺巡礼の旅は終了ですが、この旅行には余韻がありましたので、もう少し古寺巡礼の記事が続きます。