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夕暮れの情緒(1)

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 夕暮れの情緒、と言って真っ先にモーツアルトを思い起こす方は、歌曲が大好きな方ですね。
 カンペの詩でドイツ語の題名は「Abendempfindung」
 Abendは夕方、Empfindungは感情とか感覚と言った意味ですが、夕暮れの情緒というのは実に名訳だと思います。

 少し前に、「♪私のお墓の前で泣かないで下さい〜」、という歌が流行りましたが、この詩はその正反対、私のお墓の前でどうぞ泣いて下さい...という詩です。そして、その詩に作曲されたモーツアルトの歌曲は実に美しい!!
 この曲はモーツアルト晩年の最高傑作の一つと言っても過言では無いでしょう。
 歳をとると幾多の別れを経験してくるためでしょうか、こういう曲に涙もろくなります。(^^ゞ


 Empfindungという単語からもう一つ連想で...

 Gesangvoll, mit innigster Empfindung...日本語に訳すと、「大いなる感動を持って、歌うように」、となるのでしょうか...こちらはベートーヴェンで、ピアノソナタ第30番の第3楽章の注記ですね。
 ベートーベンの最後の3曲のピアノソナタも大傑作ですが、とりわけこの第30番の第3楽章、そして第31番の第3楽章は白眉です。
 興味のある方は、「Abendempfindung」、「Gesangvoll, mit innigster Empfindung」でググってみて下さい。Youcubeに沢山アップされているので、どんな曲か聞く事が出来ます。


 さて、前置きが長くなりました。
 カンペの詩のでは太陽が沈んで銀色に輝く月が出てくる頃の情景で、それとは大分イメージが異なる写真ですが...夕暮れのヒガハスの情景を今日から何枚かご覧頂きましょう。


 最初は5月21日の3057レ、金太郎6号機です。
 太陽は雲に隠れてしまいましたが、雲の薄いところが赤く染まり、なかなか劇的な空模様でした。


 東北本線 東大宮〜蓮田 2013年5月21日17時39分撮影


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