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錦秋の常紋峠(2)

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 常紋峠を登る4581レの連続写真、カメラを横に持ち替えて、後半の4コマです。
 (既にHPで公開している写真も含まれます)

 昨日の3枚や今日の前半2枚など、遠方で撮ったコマはほとんど撮りっぱなしで放ってありましたが、今こうして高解像度でスキャンしなおしてみると、それほど捨てたものでもありませんね。
 ただ、現在のデジタルカメラから吐き出される画像とはやはり大分差があります。
 当時使っていたレンズがそれ程性能の良いレンズではなかったことも大きな要因でしょう。
 フィルムはEH(エクタクローム・ハイスピード)、当時の高感度(ISO160)フィルムとしては最高のフィルムでした。

 日の丸に近い写真ですが...


 もう少しカメラを左に振って、煙をちゃんと画面に入れれば良いものを...


 これも日の丸に近いですね。もう少しカメラを左上に向ければ良かった...


 昔の写真を見直していると粗が目に付きますね。(^^ゞ
 つらつら考えてみると、昔の一眼レフカメラは中央にマイクロプリズムやスプリットイメージがあって、機関車に正確にピントを合わせようとするとどうしてもファインダーの中央を機関車を持ってくることになり、それで日の丸に成りやすかったのかと...
 今の機材を持ってこの時に還れたら、構図も何も、もっとずっと良い写真を撮ってみせる自信はあるのですが...

 次のコマとの間に6×6判二眼レフで撮影した写真はこちらにあります。

 機関助手氏は我々を見つけてVサインを送ってくれました。


 D51150は全検明け直後のようで、黒光りしていました。
 南九州のC57などは良く磨かれていて綺麗でしたが、北海道のD51はいつも煤だらけ...そんな中でピカピカの150号機は強く印象に残っています。
 この時隣で撮影していたN君と、北海道にもこんなに綺麗な罐が居るんですねぇ、と話した覚えがありますが、そのN君も早世してしまいました。合掌。

 石北本線 生田原、生田原〜常紋(信) 1974年10月12日撮影


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