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日本語は難しい

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 HPやSNS、ブログ、ツイッターなどのWEB上に書かれた文章を読んでいて感じる事=誤変換や日本語の誤用が多いなぁ...
 書きっ放しにしないで一度読み直せば、誤変換は気が付くと思うのですが...

 誤変換で多く見かけるのが、「意外と」と書くべきところが「以外と」になっている文章。
 他にも面白い誤変換を見かけますが、逆手にとって積極的に使っているのは、それはそれで面白いから許してしまいましょう。


 鉄道関係の文章を読んでいて気になるのは...

 列車の輌数を数えるのに、1両2両と書いてある文章を多く見かけますが、そもそも両というのはお金の単位で、車輌の場合は1輌2輌と「車」偏にするべきです。

 それから、前にも書きましたが...
 蒸気機関車のことをカマと言いますが、蒸気機関車は汽罐車であってカマという字は「罐」が正しい、決してお米を炊くための「釜」ではない...と朋友に叱られました。それ以来拙ブログでは「釜」は使用していません。(笑)
 そういう意味では電気機関車やディーゼル機関車をカマと呼ぶのは本来間違っているのですが、今や認知されてしまいましたね。

 それから「カマ替え」という言葉。
 現在は機関車を付けかえる意味で使っている文章を見かけますが、本来の意味は蒸気機関車の火床を整理(して再び給炭)することですから、これも誤用です。


 誤用がまかり通って既に久しい例も一つ。
 一生懸命という熟語は間違っていると教えてくれたのは小学校担任のM先生でした。正しくは一所懸命で、一生命を掛けていたら命が幾つあっても足りない...
 あれから60年近く、もう一所懸命と書く人はほとんど居ませんね。
 言葉は時代と共に変化して行くのはある程度理解出来ますが、「みんなで渡れば怖くない」式に変化して行くのは如何なものかと...
 一生懸命がまかり通っているのは、自分はどうも気に入りません。

 「的を得た」という誤用も多いですね。的は得るものでは無く、射るものです。
 「当を得た」と「的を射た」がごちゃ混ぜになっているんですね。

 ごちゃ混ぜで有名な例をもう一つ...
 「汚名挽回」というのも良く見聞きしますが、「汚名返上」と「名誉挽回」がごちゃ混ぜになった誤用でしょう。
 最近、「汚名挽回」という使い方は以前からあって間違っていないという意見もあるようですが、絶対におかしいと思いますね。

 日本語は難しい...
 何か変だと感じたら、先ずは辞書を引きましょう。そう言えば小学校の頃、母や父に漢字を聞くと、いつも自分で辞書を引きなさい!と怒られました。
 そして文章を書いたら書きっ放しにしないで何度か読み直し、少なくとも誤変換は無くしましょう。
 
 まぁ偉そうな事を書きましたが、自分も気をつけなければ...

 写真帳ですから写真を一枚。
 再掲ですが、カマ替え(火床整理)の写真を...

 D51327の先に9600が2輌、その先はD51が2輌繋がっているようです。
 活気溢れていた頃の小樽築港機関区にて、1971年9月7日撮影。


 本当のことを言うと、この写真を掲載しようと思ってつらつら眺めていて、そう言えば「カマ替え」の意味をはき違えている人が居るなぁ、と思ったところからどんどん連想して...
 駄文を労しました。m(__)m

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