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Channel: 趣味の写真帳
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S字カーブ@石北本線

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 拙ブログも新作はネタ切れ状態...何処かの国の政権ではありませんが、末期的症状かも知れません。
 それでも楽しみにして毎日見に来て下さる方も大勢いらっしゃるので、何とか毎日更新を続けるために、旧作の焼き直しがこうして増えています。
 でも、それもいずれは枯渇しそうですが...


 石北本線の常紋越え、初めて訪問したのは1971年の9月でした。
 当時北大に通っていた高校の友人の下宿先(札幌)に泊めて貰い、そこをベースキャンプにして道内をあちこち撮り歩きました。

 前夜の急行「大雪」で札幌を発ち早朝に遠軽着、下り一番のローカルで常紋信号所へ...
 ここは信号所から金華側へ大分下ったところですが、初めてだったので勝手が判らず...朝は山影でした。
 今なら国立天文台のHPで日の出の時刻と方位を調べ、GMを見れば山影になる事は事前に分かりますね。

 でも、良いS字カーブです。
 
 暫く前からブラストが山間に木霊していましたが、やっと山影からD51が姿を現しました。(このコマは多分初公開です) 


 この時のブラストは以前にも書きましたが...
 D51と9600では車輪の大きさが違うので、位相が一致したかと思えば徐々に乱れて逆転し、また段々合ってくる...かと思えば、片方が空転して一方しか聞こえなくなる...という、喩えが悪いかも知れませんが、4拍子と5拍子を一緒に聴いているような、いや一寸待てよ、動輪径の比が1.12だから、8拍子と9拍子の方が近いかな...兎に角不思議なブラストで、最初は何が何だか判りませんでした。

 以下は既に拙ブログやHPで公開済みのコマですが、再スキャンして大きく掲載です。

 後補機の9600の煙が見え、不思議なブラストの意味が分かりました。(笑)


 北海道の夏の朝は気温もそれ程高くなく、良い煙です。


 お皿形の回転火の粉止め(通称クルクルパー)、一番不細工で当時は嫌いでしたが...


 8拍子と9拍子を同時に聴いているようなブラストがWEB上の何処かに無いかと思って探してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。
 常紋信号所で録音されたD51+9600PPのレコードは持っているのですが、両方のブラストが一緒に聞こえるような録音ではなく...
 東芝からその昔出ていたレコード(TWX-90025)には、常紋信号所で録音された9600+D51重連の録音もあるので、これならばあのブラストが聴けるかもしれませんが、残念ながら現在は入手不可能のようです。

 今のカメラとステレオのマイクを持ってこの時代に戻りたい...

 石北本線 金華~常紋(信) 
 590レ、D51311+9600PP
 1971年9月6日撮影

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