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Channel: 趣味の写真帳
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テープデッキが直ってきた

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 右チャンネルから音が出ず、テープ駆動系の動きも悪くて、もう何年も使っていなかったオープンリールのデッキ...
 一ヶ月ほど前にネットサーフィンをしていて、メーカーで修理が出来そうなことを発見、早速電話で確認して修理を依頼し、この度見事に直って帰ってきました。(^-^)

 このデッキは30年以上も前に購入したものですが、良く直るものだと思います。
 当時の月給には不釣り合いな高価な買い物でしたが、今回の修理費も半端ではなく、購入時の1/3位掛かりました。(^^ゞ
 それでも、400本以上エアチェックしたオープンリールテープを聴くためには、お金には換えられません。

 昔からクラシック音楽が好きでしたが、高校生の頃、友人等の影響もあってFM放送を良く聴くようになり、次第にテープに録り溜めるようになりました。
 エアチェックしたのは全てFMの実況放送もしくはLive録音でした。(レコードはレコードを買えば良かったので)
 ザルツブルグ音楽祭、ベルリン芸術週間、ウイーン芸術週間、バイロイト音楽祭、プラハの春といった海外のコンサートや、N響の定期、来日した演奏家のコンサートなど、聴きたいものは片っ端からエアチェック...
 初期の頃は全てオープンリール、途中からカセットテープも加わって、全部で700本以上にもなりました。

 久しぶりに箱を開けてみたテープは、微かに酢酸の匂いがして懐かしくなりました。
 昔、磁気テープといえばスコッチやBASFが有名でしたが、箱を開けると一種独特の匂いがありました。
 国産品だとSONYやTDK、マクセルでしたが、海外ブランドとはまた違った匂いでした。

 FM放送の録音なので、今のCDやDVDに比べるといかにもアナログといった音で、音質は比べものになりませんが、ベーム、ヨッフム、朝比奈隆、ヴァント、シュタイン、マタチッチ、ハイティンク、マゼール、カラヤン、チェリビダッケ、クーベリック、アバッド、ショルティ、サバリッシュ、インバル、ブロムシュテットといった錚錚たる指揮者達のブルックナーを聞き直せるとなると、ワクワクします。

 音楽を聴いていると、断片的に昔のことを思い出したり、特定の旋律が訳も無く懐かしく感じられたり、時々不思議な感覚に陥ることがあります。
 比較的時間が出来た今、夜な夜な昔のテープを聴きながら思い出に浸ろうかと...
 

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