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Channel: 趣味の写真帳
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「エッシャーの世界」展

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 7月10日(日)、この日が最終日となる「エッシャーの世界」展を見に水戸まで出掛けてきました。
 場所は千波湖の畔に建つ茨城県近代美術館、こんな所でした。


 ロビーにはロダンの彫刻が幾つか展示されていました。

 
 で、お目当てのエッシャーの世界展、会場は2階で、150点ほどの版画や資料が展示されていて、なかなか見応えがありました。

 M.C.エッシャー、オランダの版画家で、昔から好きな作家の一人です。
 多分、こういう絵(版画)を何処かで一度はご覧になったことが有るのでは...


 あまり好きな言葉ではありませんが、「だまし絵」の作家として有名になってしまった人です。
 自分も中学生の時だったか、そういう絵からエッシャーのことを知りましたが、今回初めて見る初期の作品は実際に存在する風景や建物を描写した、絵画で言えば風景画のような作品で、エッシャーの別の一面が見られました。


 そして、そういう絵から幾何学や遠近法を駆使して、実際には絶対にあり得ない絵や、平面の正則分割などへ発展して行く様子が良く理解出来ました。
 今回、わざわざ水戸まで出向いた甲斐がありました。

 作品自体の写真撮影はもちろん禁止ですが、こうして作品を大伸ばししたものが二ヶ所で壁に掛けてあり、其処では自由に記念撮影が出来るようになっていました。


 最終日のためかお客さんが多く、版画自体は大きくてもせいぜい60cm程度で小さい版画も多く、皆さんが近づいて見るためにちょっと窮屈な感じでした。展示方法には一考の余地がありそうです。
 この後、「エッシャーの世界」展は静岡市美術館~札幌芸術の森美術館と巡回するようです。

 昨年春には上野の国立新美術館でルネ・マグリットの絵画展を見られ、今年はこのエッシャーの版画展と、2年続けて好きな作家の作品をたっぷりと見られたことは大きな喜びでした。

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