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Channel: 趣味の写真帳
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仙台市博物館へ

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 8/23(土)に仙台市博物館へ行って来ました。


 その目的は...


 東日本大震災復興祈念特別展、「奈良・国宝 室生寺の仏たち」を見るためでした。


 普段は薄暗いお堂の中で信仰の対象として見る仏像ですが、博物館で展示されるときは美術工芸品を見る眼に変わりますね。
 仏像一体一体がきちんと照明されて展示されているので、お堂の中では分からない細部まで、近づいてじっくりと見る事が出来ます。
 また、仏像の後ろへ回って、普段は見られない背中の方も見る事が出来ます。

 そんな訳で、これは行くしか無い...と往復約600Km、テンダー付きで行って参りました。

 博物館内は撮影禁止ですから写真を撮れないのが残念ですが...展示されていた仏像は、
  ・釈迦如来座像
  ・地蔵菩薩立像
  ・薬師如来立像
  ・十一面観音菩薩立像
  ・菩薩立像(伝文殊菩薩像)
  ・十二神将
の十七体でした。

 このうち、地蔵菩薩立像と十一面観音菩薩立像は光背を外した姿で展示され、特に十一面観音菩薩立像は真後ろからも見られるような形で展示されていたので、お堂の中では絶対に見ることが出来ない後ろ姿を見る事が出来ました。
 その結果、正面から見ていては判らなかったのですが、背中から見ると体が微妙にS字カーブを描いています。
 丁度、薬師寺の日光菩薩や月光菩薩と同じような体型であることを発見しました。

 実は自分も現在こんな体型のようです。
 腰痛持ちで、腰が痛くなると上半身が少し右に傾き、頭は垂直になりますから後ろから見ると体全体が緩いS字カーブです。
 と言う事は、十一面観音菩薩も日光・月光菩薩も腰痛持ちだったのか...(爆)

 閑話休題 

 仏像の他にも普段は目にすることが出来ない秘宝の数々が展示され、また、室生寺を愛した写真家(土門拳他)の写真も沢山展示され、特別展の名に恥じない見応えのある展示会でした。

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 以下は2009年に室生寺を訪問した際の写真ですが、当時アップしなかったカットです。

 展示されていた(釈迦如来座像を除く)諸仏が安置されている金堂(国宝)です。


 今回は金堂の中尊である薬師如来立像(伝釈迦如来像)はお留守番でした。

 暗くて良く見えませんが、左から十一面観音菩薩立像、菩薩立像(伝文殊菩薩像)、真ん中の柱の向こう側が中尊である薬師如来立像(伝釈迦如来像)、その右隣で光背の先端が少し見えているのが薬師如来立像です。
 一番右に地蔵菩薩立像がありますが、この写真では見えていません。
 また、欄干の隙間からは十二神将が見えていますが...良く分かりませんね。


 十二神将像というと、鎌倉の覚園寺寒河江の慈恩寺でも拝観しましたが、室生寺の十二神将像は小顔で八頭身、スマートな感じでした。ただ、顔つきは少し年寄りくさいですね。

 最後にお気に入りの五重塔の写真を。

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