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ブルックナーの5番

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 久しぶりの音楽雑記です。
 FBの宣伝で見つけて早速購入したこのCD、久しぶりにスコアを見ながらじっくりと聴いてみました。
 ティーレマンは好きな指揮者の一人で、5番のCDはミュンフェンフィルを指揮した盤を持っていましたが、今回はウイーンフィルと言うことで、大いに期待して聴きました。

 結果、期待に違わず最近聴いた演奏では一番でした。

 好印象ポイントは、
 ・ゆったりとしたテンポで雄大、各楽器が細部まで良く聞こえる。
  第一楽章:22:47
  第二楽章:19:00
  第三楽章:14:51
  第四楽章:25:20
  計81分59秒間、ブルックナーの音楽にどっぷりと浸かって居られます。(笑)
 ・ゲネラルパウゼ(大休止)もしっかりととっている。
 ・オーケストラが対抗配置(左に第一ヴァイオリン、右に第二ヴァイオリン)
  第四楽章のフーガ主題を聴いていて良く分かる。ただし、楽友協会での演奏なので、コントラバスは正面奥のよう。
 ・Nowak版楽譜通りの演奏。
 ・第四楽章のコラールのテンポも自分好み。
 ・第四楽章展開部、コラール主題とフーガ主題が複雑に絡み合って混沌となり、やがて第一主題が再現され、第二主題再現への繋ぎとなる低弦も良く聞こえる。
 ・欲を言えば、第四楽章の第二主題は提示部(第二ヴァイオリン)も再現部(第一ヴァイオリン)も、もう少し滑らかさが欲しかった。特に再現部はもう少し軽快でも良かったかな。

 以上、個人の感想ですが、9月9日の読売新聞夕刊、CDのレビューでも好評でした。



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