風が強くて寒い日でしたが、2月1日は日曜日ということもあって、夕方のヒガハスには未だ嘗て見た事も無い数のファンが集まりました。
総勢7~80人は居たでしょうか...8009レの撮影でこれだけの人数が集まったのは初めての経験でした。
で、撮れた写真は毎回同じようですが...良く見ると微妙に違っています。
2015年2月1日(日)撮影、513号機牽引
カシオペアの機関車や列車が光るためには、太陽高度が一定の範囲内にあることが条件です。
いままでの経験から、ここヒガハスではカシオペア通過時刻(16時52分)に太陽高度が大凡2.8°~3.2°である時が機関車の(上下で)中央がギラリと光り、ベストのようです。(これは築堤の高さやカメラの高さ、撮影距離に因っても変化しますので、他の撮影地では必ずしも当てはまりません)
今年は1月31日の太陽高度が16時52分に2.99°でベストと思われましたが、残念ながらカシオペアは走らない日でした。
それで次善の日として1月30日(同2.8°)が今年一番の狙い目となっていましたが、残念ながら降雪でギラリにはなりませんでした。
もう一つの次善の日が上の写真の2月1日(同3.19°)でしたが、機関車の(上下で)中央が光り、今年の撮影では一番良い結果が得られました。
ただ、日没時刻が遅くなっているので、バックの空の赤みは薄くなってしまいます。
4日前の写真↓(再掲)では太陽高度が少し低い(2.42°)ので、機関車の下の方が光っていますが空の赤みは強くなっています。
空の赤みについては気象条件にもよるので一概には言えませんが、日没時刻に近い方が赤くなることは確かです。
2015年1月28日(水)撮影、512号機牽引
一昨日3日(水)は所用で出るのが遅くなり、同じ場所で撮れなかったので比較が出来ませんが、WEB上の写真を見ていると機関車の上半分が光っています。
3日の16時52分に於ける太陽高度は3.63°で、この辺りがギリギリでしょうか。
明日6日は8009レの運転日ですが、太陽高度は4.16°ですから、同じ位置では機関車がギラリと光ることは無さそうです。(もう少し線路に近づいて撮ればギラリと光るかも知れません)
で、結論としては、太陽高度が2.8°から3.2°辺りがベスト、2.3°~3.7°の範囲なら機関車をギラリと光らせることが出来る、という事ですね。
次に、機関車の(前後方向の)光る位置の解析です。
こちらは太陽が沈む方位に関係して来ますが、大雑把に計算してみました。
1月28日の16時52分の太陽方位は245.52°、2月3日は同246.76°で、ほぼ直線的に推移していますから、一日の変化量は約0.2°となります。
撮影している畦道から機関車の位置までは約90mですから、機関車の同じ位置を光らせようとすると一日当たり約0.3m立ち位置が右にずれて行きます。(畦道は機関車から反射してくる光線に対して90°ではなく6°ほど傾いていますが、大雑把な計算なので無視します)
カシオペアは2日または3日置いて走りますので、この間に立ち位置は0.6mあるいは1m程移動することになります。
同じ場所で撮影していると、線路が真北に対して24°ほど傾いていることを考慮して、機関車の光る位置は二日で0.9m程、三日で1.4m程前の方へ動いて行くということになります。
2枚の写真は四日の間隔がありますので、この間に機関車上では光る位置が1.8mほど前方へ動いていることになります。
見比べてみると、シャッタータイミングが微妙に違うので機関車の光っている位置で直接比較することは出来ませんが、機関車の光っている位置を、架線を支える縦のワイヤーを基準に見てみると、ワイヤーの間隔は約5mなので光っている位置のずれ量は1.5mほどと見積もれます。
立ち位置は1月28日の方が少し左へ寄っていますので、実際に撮影された写真と計算はほぼ一致して、角度や距離の見積に大きな間違いは無いことがわかりました。
機関車の何処を光らせるかは個人の好みにも因るので、立ち位置は自ずと異なってきますが、自分は罐の中央からやや後が光る(星が見えている)のが好きなので、いつもこの辺りです。
この辺りで撮ると機関車でバックの電柱を隠すことが出来るのも、立ち位置選択の理由の一つです。
太陽高度や方位の計算は「生活や実務に役立つ計算サイト」の物理公式集/天文から「太陽高度(一日の変化)」で計算しました。
15分毎の太陽高度と方位が求まりますので、16時45分と17時のデータから16時52分の値を直線補間(内挿)して求めました。
総勢7~80人は居たでしょうか...8009レの撮影でこれだけの人数が集まったのは初めての経験でした。
で、撮れた写真は毎回同じようですが...良く見ると微妙に違っています。
2015年2月1日(日)撮影、513号機牽引
カシオペアの機関車や列車が光るためには、太陽高度が一定の範囲内にあることが条件です。
いままでの経験から、ここヒガハスではカシオペア通過時刻(16時52分)に太陽高度が大凡2.8°~3.2°である時が機関車の(上下で)中央がギラリと光り、ベストのようです。(これは築堤の高さやカメラの高さ、撮影距離に因っても変化しますので、他の撮影地では必ずしも当てはまりません)
今年は1月31日の太陽高度が16時52分に2.99°でベストと思われましたが、残念ながらカシオペアは走らない日でした。
それで次善の日として1月30日(同2.8°)が今年一番の狙い目となっていましたが、残念ながら降雪でギラリにはなりませんでした。
もう一つの次善の日が上の写真の2月1日(同3.19°)でしたが、機関車の(上下で)中央が光り、今年の撮影では一番良い結果が得られました。
ただ、日没時刻が遅くなっているので、バックの空の赤みは薄くなってしまいます。
4日前の写真↓(再掲)では太陽高度が少し低い(2.42°)ので、機関車の下の方が光っていますが空の赤みは強くなっています。
空の赤みについては気象条件にもよるので一概には言えませんが、日没時刻に近い方が赤くなることは確かです。
2015年1月28日(水)撮影、512号機牽引
一昨日3日(水)は所用で出るのが遅くなり、同じ場所で撮れなかったので比較が出来ませんが、WEB上の写真を見ていると機関車の上半分が光っています。
3日の16時52分に於ける太陽高度は3.63°で、この辺りがギリギリでしょうか。
明日6日は8009レの運転日ですが、太陽高度は4.16°ですから、同じ位置では機関車がギラリと光ることは無さそうです。(もう少し線路に近づいて撮ればギラリと光るかも知れません)
で、結論としては、太陽高度が2.8°から3.2°辺りがベスト、2.3°~3.7°の範囲なら機関車をギラリと光らせることが出来る、という事ですね。
次に、機関車の(前後方向の)光る位置の解析です。
こちらは太陽が沈む方位に関係して来ますが、大雑把に計算してみました。
1月28日の16時52分の太陽方位は245.52°、2月3日は同246.76°で、ほぼ直線的に推移していますから、一日の変化量は約0.2°となります。
撮影している畦道から機関車の位置までは約90mですから、機関車の同じ位置を光らせようとすると一日当たり約0.3m立ち位置が右にずれて行きます。(畦道は機関車から反射してくる光線に対して90°ではなく6°ほど傾いていますが、大雑把な計算なので無視します)
カシオペアは2日または3日置いて走りますので、この間に立ち位置は0.6mあるいは1m程移動することになります。
同じ場所で撮影していると、線路が真北に対して24°ほど傾いていることを考慮して、機関車の光る位置は二日で0.9m程、三日で1.4m程前の方へ動いて行くということになります。
2枚の写真は四日の間隔がありますので、この間に機関車上では光る位置が1.8mほど前方へ動いていることになります。
見比べてみると、シャッタータイミングが微妙に違うので機関車の光っている位置で直接比較することは出来ませんが、機関車の光っている位置を、架線を支える縦のワイヤーを基準に見てみると、ワイヤーの間隔は約5mなので光っている位置のずれ量は1.5mほどと見積もれます。
立ち位置は1月28日の方が少し左へ寄っていますので、実際に撮影された写真と計算はほぼ一致して、角度や距離の見積に大きな間違いは無いことがわかりました。
機関車の何処を光らせるかは個人の好みにも因るので、立ち位置は自ずと異なってきますが、自分は罐の中央からやや後が光る(星が見えている)のが好きなので、いつもこの辺りです。
この辺りで撮ると機関車でバックの電柱を隠すことが出来るのも、立ち位置選択の理由の一つです。
太陽高度や方位の計算は「生活や実務に役立つ計算サイト」の物理公式集/天文から「太陽高度(一日の変化)」で計算しました。
15分毎の太陽高度と方位が求まりますので、16時45分と17時のデータから16時52分の値を直線補間(内挿)して求めました。